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手術室関連機器
基木的な動作原
手術器は生体に対して集中的に高周波電流を流し(電流密度高)、そのときに発生するジュール熱の作用により切開・凝固を行い、生体に対して作用を終えた電流を、面積の大きな電極(電流密度小)にて回収を行う装置である。
手術器はその出力回路の構成により大別して、フローティング型と接地型の2つに分げられる。
■フローティング型
現在の主流であり、接地型に比べ熱傷に関してより安全であるが、モニター
装置などに影響を与えやすい傾向がある。
■接地型
高周波分流による熱傷を起こす危険があるが、高周波分流を監視する機能を持つものもあり、 モニター装置への影響は比較的少ない。
高周波電流を用いるのは、人体の電撃閾値が高周波電流に対して高く、感電を生じることなく電気工ネルギーが使えるからである。
また、切開・凝固のそれぞれの作用は生体に流す高周波を調節することで行っており、その出力
の設定は生体に流す高周波電流の調節である。
■本 体
本体は電源回路、制御回路、高周波発生回路、出力回路、安全回路、表示・出力調整回路などから成る。
300kHz〜5MHzの高周波電流を発生させ、その最大出力は切開で200W〜400 W、凝固は100W〜200W程度、 負荷抵抗は200Ω〜-1000Ω
の(標準としては300 Ω〜700Ω)として設計されており、
対極板コード断線アラームや、対極仮の装着状況の監視モニターなどの安全モニター機構を装備しているのが一般的である。
出力形式はモノポーラ,パイポーラの出力が両方可能なもの、またそれぞれの専用器があ。
,
■アクティブ電極
生体に高周波電流を集中的に流し込むことにより、切開・凝固の作用を行う電極で、その形状は
用途に合わせてさまざまなものが使用される。
作用する電極がIつのモノポーラ型は、一般的に切開・凝固の操作を2つのボタンにて行うハンドコントロール型が多いが、この操作を足踏みスイッチにて行うフットコントロール型のものもある。
電極の先端形状はメス型 (へラ型),ループ型,針型,ポール型などがある。
挟んだ微小部分にだげ作用する電極が2つのパイポーラ型は、ピンセット型で足踏みスイッチにて操作されるものが多く、微細手術 (マイクロサージェリ一)に使用される。
また、特殊なものとしては、バイポーラ出力に使用するワイヤー型のものや、アルゴンガスを利用したアルゴンビーム凝固に使用する専用電極などがある。
■対極板
生体に対して作用を終えた高周波電流を回収するための電極で、体表面に装着する。
再使用型対極板と、ディスポーザブル対極板の2つがあ
る従来は再使用型対極板の鉛板、ステンレス対極板を用いたが、現在ではより安全性の高いディスポーザブル対極板を用いることが多い。
熱傷事故が最も発生しやすい部分であり、対極板の装着には万全の注意を必要とし、十分な面積を持ち、柔軟で体表面に密着させられることが重要である。
点検およびトラブルシューティング
対象機器の技術資料を熟知したうえで故障現象から次頁の点検項目において該当する箇所を点検し、
破損、劣化、消耗などの確認を行い、交換・手直しを行うこと。
また、必要に応じて取り扱いメーカーに確認を行い、無理な修理は行わないこと。
修理の完了時には十分なテスト(ランニングテスト、出力測定、電気的安全など)を行い、機器
が正常に動作することを確認すること。
■注意点、
●点検を行う際には、万一に備え手術施設に対し影響のない電源を使用すること
●点検に要する時間には余裕を持ち、無理のないスケジュールでの点検を行うこと
●不具合を発見した場合でも対応ができるように、十分な事前準備を行っておくこと
●点検対象機器の状態を十分に把握しておくこと
●他の電気・電予機器に影響を与える可能性があるので、付近にて動作中の機器に対し、十分な注意を払うこと。
■点検項目
| a | 外観検査 | 機能上問題のあるキスや汚れ,電源コードの破損,3pプラク,アクセサリー接続端子の緩 みがないこと |
| b | 付属品の点検 | フソトスイツチ等のコード,接続部の破損がないこと |
| c | 対極板コード | 再使用型の対極板コードは,被覆の破れ等の外観点検と、コードの導通試験が必要 |
| d | 内部点検 | 内部の汚れ、各部の接続コネクターの緩みがないこと |
| e | 操作表示装置の点検 | 操作は円滑であり,表示部にランプ切れ等がない |
| f | 安全モニター機構 | 異常状態を設定し,正確に安全機構が動作すること |
| g | 動作チエック | 機器を動作させたとき,異常音や異常をだす警告がでていないことまた表示装置等が正常 に作動していること |
| h | 低周波漏れ電流 | 専用測定器または」1Sに基づく測定を行い,」1S,メーカーの規格値の範囲内であること |
| i | 高周波出力測定 | 専用測定器または」isに基つく測定を行い、JIS,メーカーの規格値の範囲内であること 測定値がl50mA以上あったら当該メーカーの詳しい点検が必要である |
| j | 高周波漏れ電流 | 専用測定器または」isに基つく測定を行い、JIS、メーカーの規格値の範囲内であること 測定値がl50mA以上あったら当該メーカーの詳しい点検が必要である |
超音波手術器
■基木的な動作原理
超音波手術器は、振動子である中空金属管を正弦波の23kHz〜38kHz (超音波) の電気信号にて縦方向に駆動し、先端部 (チップ) の衝撃にて組織の破砕と奴弓を行う装置である。
振動子は大きく分げて、直接磁界を加えて使用する匠電セラミックス系どで磁界を加えて使用する二ッケル、フェライトなどの磁歪振動子がある。
I00〜300がmであり、対象の組織によりストロークの調節が可能である。
ハンドピースの構造は、本体、振動子および、電動コ
冷却用ホース、術野の洗浄と吸引を行うホースから成っている。
術野の洗浄用生理食塩水はハンドピースのチップとプラスチックカバー端より扱引される。
冷凍手術器
■基本的な動作原理
冷凍手術器は、生体の局所を急速に超低温とした後、解凍を行うことで病巣組織の破壊を目的とした装置である。
局所冷却はその方法により大きく2つに分げられる。
■低温常圧型一超低温液化ガスとして液化窒素を用い、液化ガスが気化する際に熱が矢われる現象
を利用したもので,一般的に使用されている。
■常温高圧型一高圧ガスを小さなノズルから噴射させ、断熱膨張する際に温度が降下するジュール
・トムソン効果を利用したもので、二酸化炭素、亜酸化窒素 (笑気ガス)、フレオンガスなどが用いられる。
本装置 (低温常圧型)は液化窒素収納部、電源部、制御部、プローブから成り、凍結温度は一I90℃まで自由に設定することが可能であり、 プローブ先端には加温解凍の際に使用するヒーターが内蔵されている。
■点検およびトラブルシューティング
対象機器の技術資料を熟知したうえで、故障現象から点検項目において該当する箇所を点検し、破損,劣化、消耗などの確認を行い,交換・手直しを行うこと。
また、必要に応じて取り扱いメーヵーに確認を行い、無理な修理は行わないこと、
修理の完了時には十分なテスト(ランニングテスト、出力測定、電気的安全など)を行い、機器
が正常に動作することを確認すること。
■注意点
●点検を行う際には、万一に備え手術施設に対し影響のない電源を使用すること。
●点検に要する時間には余裕を持ち、蕪理のないスケジュールでの点検を行うこと。
●不具合を発見した場合でも対応ができるように、十分な事前準備を行っておくこと。
●点検対象機器の状態を十分に把握しておくこと。
●液化窒素収納部には十分注意し作業を行うこと。
マイクロ波手術器
■基本的な動作原理
マイクロ波手術器は、周波数300MHZ〜30GHZの電磁波を利用し、人体に多量に含まれる水分に作用して発生する誘導熱により、凝固・止血を行う装置である、
たとえば、周波数2450 MHZのマイクロ波では電極間の電界の方向が毎秒2450xl06にて変化するが、水分子の等価双極子も同じく毎秒2450xl06変化することになる。
このときの猛烈で複雑な分子運動により発生する摩擦熱が誘導熱である。
■点検およびトラブルシューティング
対象機器の技術資料を熟知したうえで、故障現象から点検項目において該当する箇所を点検し、
破損,劣化,消耗などの確認を行い、交換・手直しを行うこと。
また、必要に応じて取り扱いメーカーに確認を行い、無理な修理は行わないこと。
修理の完了時には十分なテスト・(ランニングテスト、出力測定、電気的安全など)を行い機器が
正常に動作することを確認すること。
■注意点
●点検を行う際には,万一に備え手術施設に対し影響のない電源を使用すること。
●点検に要する時間には余裕を持ち,無理のないスケジュールでの点検を行うこと。
●不具合を発見した場合でも対応ができるように,十分な事前準備を行っておくこと。
●点検対象機器の状態を十分に把握しておくこと。
●他の電気・電子機器に影響を与える可能性があるので、払うこと。
手術用無影灯
無影灯とは手術におげる術部を確実に照射し、
る事により、手術が円滑に行える。
主灯には現在多灯式の他に単灯式のものもあり、
手術に合った無影灯を選択する事が望ましい。
●単灯式
@大きな光量を少ない電力で供給可能
A大型の反射板により無影度、照度、光野、深度を
有効に作用させる。
B灯部下面で乱流が発生しやすい。
●多灯式
@灯部の軽量化が図れる。
A灯部下面の乱流発生を軽減出来る。
B術者が最も効果的な人射角を得られる。
く形状、構造及び原理等)
様々な深さで、もしくは小さい切開部から、低コントラストの小さい物体を最良に可視化するため、
長時間にわたり手術部位を照明する照明器を言う。
本品は照明を行う事に加えて、影を減らし、色の誤認を最小限にする。
ランプヘッドにある光源から供給される光により作動し、リフレクタによって光を反射しフィルター及びディフューザーで適正な光に調整する。
■保守・点検に関する事項
日常時点検項目
@天井取り付げ部分から操作ハンドルにいたるまでの全般にわたって、照明灯が正規の部品の破
損・欠損やその他異常がないこと。
A天井取り付げ部分から操作ハンドルにいたるまでの全般にわたって、ボルト及びネジのゆるみ、欠損のないこと。
B操作ハンドルを持って、照明灯の全体・各関節部を静かに大きく、以下の3項目に注意して動かして下さい。
1.各関節部の回転・動きにムラがなく雑音もなく平均してスムーズである。
2.上F作動のバランスがとれている。
3.各関節部分の動作を確認した後、しっかりと静止し、動きが生じない。
C「ON-OFFスイッチ」を入れ点灯させた後、「照度調整ツマミ」を回してみて、照射光に点滅がないこと
また、スムーズに照度が変化すること。
Dフィルターセットのくもりが異常に強く、照明の効率を落としていないか(電球を点灯し、確認して下さい)。
E電球が切れていないか。
F電球の在庫があるか。
手術台
手術台は手術をする際使用される装置で、テーブルトップとコラム(脚台)から構成される。
目的とする手術を行いやすくするためテーブルトップを変形させたり、上下させたりして患者の体位を保持出来るものである。
機能的に分類すると分離式と非分離式とがある。
●分離式
テーブルトップ、コラム、ストレッチャーとから構成され、小型モーター等を使用している場合が多い。
主な特徴として
@清潔・不潔の区分げを明確化出来る。
A移し替えを少なくする事で労力と負担を軽減出来る
B手術部におげる手術運営管理を向上出来る。
●非分離式
テーブルトップとコラムが一体となっている。
主に油圧等を使用している場合が多い。
主な特徴として
@分離式に比べ機能面で優位である。
A油圧制御により作動音が静かである。
B価格面で比較的安価である。
ここでは代表的な電動油圧式手術台を例に挙げ解説する。
[電動油圧弍手術台]
(作動原理)
電動油圧手術台は、オイルタンク・ポンプモーター・ミニバルブ・リリーフバルブ・シリンダーの油圧機器で構成しています。
操作ボックスのコントロールによってポンプモーターが作動して、オイルタンクの作動油を、作動する機能のミニバルブを介してシリンダーへ送ります。
シリンダーが作動すると、シリンダ−と連動している手術台の機械部分が作動するので、手術台が作動します。
シリンダー内の作動曲が限界に達すると、シリンダーの動きは停止し手術台の作動も停止します。
また、シリソダ一の停止によって行き場を失った作動油は、リリーフバルブを介してオイルタンクに戻ります。
■保守・点検に係わる事)
1)使用前の点検事項
@マットレス
・全てのマットレスに破損がないか。
Aテーブルトップ
・全てのテーブルトップに破損がないか。
B油漏れ
・床またはコラム表面に作動油が付着していないか。
C電源コード及びプラグ
・導線の露出またはプラグの破損がないか。
D電源スイッチ
・電源スイッチを押して、操作ボックスのパワーランプが点灯するか。
E操作ポックス
・操作ボックスのスイッチを押し、,全ての機能が正常に作動するか。
・テーブルトップのガタ付き
・背板両端を持って上下左右に揺すった時にガタがないか。
■使用後の点検
@マットレス
・全てのマットレスに破損または汚れがないか。
Aテーブルトップ
・全てのテーブルトップに破損または汚れがないか。
B油漏れ
・床、脚台表面に作動油が付着していないか。





